遠近両用は使いづらい?

遠近両用は「使いづらい」、「見えづらい」、「慣れにくい」 レンズと仰る方をよく耳にします。

本日はちょっとその事についてお話したいと思います。

昔の遠近両用はレンズの下の方に境目があるバイフォーカルというレンズでした。

それから40年後に累進という遠くから近くの度数に変化をする遠近両用が開発されました。

1本の眼鏡で遠くも近くも見え、境目も無いレンズなのでそれは画期的なレンズでした。

ですが、その当時のレンズは歪みも多く、クラクラして掛けていられないというクレームの声があり、その声が

大きくなって遠近両用は使えないレンズと思われる方が増えたのだと僕は思います。

先輩から聞いた話ですがその当時販売をしていた眼鏡店さんは慣れてくださいの一点張りとだったそうです。

お客様は折角、良いと思って大金を出して作ったのにそのような状態なら遠近両用が嫌になるのは無理はないとおもいます。

 

その後レンズメーカーは改良を重ねて、歪みが少なく快適に使用できる素晴らしいレンズを開発をしました。

ただ、レンズメーカーがどんなに良いレンズを作っても眼鏡屋側が作り方を間違えたらそれまでなのです。

眼鏡作りの五大要素 フレーム・レンズ・検査・加工・フィッティング すべてがマッチしてはじめて使用でき、

それだけ遠近両用を作るのに技術を必要とするのです。

 

遠近両用に再度、トライするのは勇気が必要だと思いますが

今の遠近両用は数年前とは違います。

是非、遠近両用が必要な方には当店が取り扱う

最新の遠近両用レンズをお試しいただきたいと思います。